2014年12月23日火曜日

名づけ者 ~上下型1種体癖



    
 
     上下型1種の特徴と云うのは、常にいかなる時でも「頭を使う」と
     いうことにあります。
 
     「頭を使う」と云うのは、頭を盛んに廻らせるということで
     このタイプの人たちは、相当に頭を使ってもへたばらないのです。 
     それほど脳体力が旺盛な人たちなのです。
 
     脳の活動と云うのは、記憶、というよりは記録として情報を
     関連付けながら、しまい込んでいきます。
 
     ひとつの情報を記録するのに、そのままでは関係がなさそうな
     ものを本人にとって、それを取り出しやすいように、
     連想が繋がるものの片々を、「つながりと順」をリンキング
     しながら焼き付けていくのです。
 
     上下型1種は、この片々の繋がりをひとつひとつ、訪ね歩いて
     脳内を旅するのが大好きなのです。
     他種がこんぐらがって、到底理解できない面倒な道筋でも
     喜んでその旅程を楽しみます。
 
     1種のしかし、最大の興奮と快感と云うのは、
     この片々を繋げる新しい道筋を見い出すことなのです。
     そして、それに名前を付けます。
     これが、1種の唯一の「幸福」というべきもので、
     1種の全ての体力はこのために使われます。

     上下型1種の特徴は、長く太い首、というものですが
     脳に大容量の新鮮な血液を送るための通路である
     首はいかにも丈夫そうで、すっくと真っ直ぐで、太いのです。

     また頭そのものは、カツンとした硬さを持っています。
     指先で叩くとコーン、コーンと大変良い音がします。
     硬く乾いてちょうど良い拍子木のような感じです。

     このカツンとした頭の下の顔は間延びしたように細長い
     場合が多く、頭の中の跳躍力とは打って変わって、
     何かのんびりした、ジッと黙考し続けるような、そういう
     風情をしています。

     上下型1種の語る話しは大変面白いのです。
     しかし当意即妙というより、考え落ちのような場合が
     多いのです。
     この「勿体」をつけた話しぶりが、大きな特徴です。

     「勿体」というのは、なかなかその、本体、主体、骨子、
     核心、というものに届かず、その切れ端というか、雰囲気と
     云うか、ちらりとは影のようなものを披露してくれるのですが
     実体をなかなか、明かしてくれないで、その素晴らしさや
     凄さや、重要性は束になって語るのですが、いったい本体
     のいるゴールは何処?と、、聞いている側は、途中から
     じれったく思います。

     けれど語り手である1種は、この「勿体」を愉しんでます。
     たまらなく、この逍遥が嬉しい。
     話しているうちさらに色々な付加価値が付いて、この
     新しい考え、結論がますます至高のような真理に
     思えてくるのです。

     1種としては、決して勿体ぶる気はなく、結論に至る
     その長い行程を経巡ることで、語ることで、さらに理論
     として、完成したものに練磨されてゆく感覚が、実際に
     頑としてあるのです。
     そう感じているのです。

     時として、この長い前置きは、そのまま客観的に
     到達点に至らないまま、収束してしまうことがあります。
     周りは訳も分からず煙に巻かれた感じですが、本人は
     いたって満足なのです。

     1種は、食べることに、さほど熱心ではありませんが、
     少食かというと、存外たくさん食べたりもします。
     胃が丈夫という程ではないのですが、胃袋の感覚に
     鈍さがあるのです。
     そこで、2種ほどではないのですが、気づかないうちに
     消化器系を傷めている場合があります。
 
 
 
     以下、書き綴られます、、、、、
 
 
 
 
     
 
 
 
       
    

0 件のコメント:

コメントを投稿